バッテリーバックアップ付きSSD記録8CHデータロガー
開発製品紹介
sciLoggerをベースに開発した製品のご紹介です。 仕様は各お客様向けにカスタマイズするのが基本ですので変更可能です。
参考価格 ¥250万~500万 新規1台のみ受注時 台数による割引あり
主要な機能
- 24bit AD 8CH入力
- 高精度GPS時計 時刻精度50nsec以下
- Linuxを内蔵
- LAN接続 sftp,scp,rsyncによるデータ取得
- SSD記録 MAIN/SUBの2台構成
- 低消費電力 AC動作時24.2W バッテリー動作時18.8W
- バッテリーバックアップ バックアップ時間約11時間
- ブラウザで動くリアルタイムグラフモニタ機能
機能概要
本器は24bit AD 8CH入力と高精度GPS時計およびLinuxを内蔵した科学計測向けデータ収録装置です。GPS時計により高精度な時刻付けを行い、時刻Fix後ならば受信衛星数が1個でも高精度な時刻を維持します。
8CHのアナログ入力を持ち、入力電圧範囲±10VでAD変換は24bit分解能で20Hzサンプルです。
計測データは内蔵のSSDにデータファイル(1Hz/20Hz)として記録します。また1日の計測データを自動的にグラフ化しファイル記録します。アナログ入力段に校正回路を内蔵しており、設定した間隔で自動的に校正を行い結果をファイルに記録します。
SSDはMAIN/SUBの2台内蔵しており、MAINには常時8CHの計測データ(1Hz/20Hz)を記録し、SUBにはMAINから定期的にデータファイルをバックアップします。データの回収は本器を動作したままSUBを交換することで行い、計測データ記録は途切れません。
バックアップ用のバッテリーを内蔵しており、AC電源の停電時でも計測データ記録を続けたまま11時間程度の動作が可能です。
OSとしてLinuxを内蔵しLAN接続が出来るので、ネットワーク越しにsshでログイン、sftp,scp,rsyncなどで計測データの取得が行えます。WEBブラウザでSSDの内容が見られるので計測データファイルおよびグラフファイルを取得・閲覧出来ます。WEBブラウザ上で動作するプロットプログラムを内蔵しています。このプログラムは最新のリアルタイムデータおよび過去一週間の計測データファイルをWEBブラウザ上でグラフ化出来ます。 仕様
●アナログ入力
チャンネル数 8CH
コネクタ BNC
入力電圧範囲 ±10V
入力LPF バタワース型4次
fc=10Hz
減衰傾斜 -80dB/dec (-24dB/oct)
ナイキスト周波数での減衰量 -104dB @200Hz
AD分解能 24bitADオーバーサンプリング周波数 400Hz
平均後データ出力周波数 20Hz (20個平均)
ADノイズFreeBit 19bit @20Hz平均後 ●GPS時計
GPSアンテナ 屋外対応 防水性能 IP56
ケーブル長 20m
ケーブルコネクタ BNC
GPSポール付属
時刻精度を保持する最低衛星受信数 1衛星
時刻精度 ±1usec GPS fix時
タイムゾーン UT ●校正機能
ゼロオフセット校正 0V印加
ゲイン校正 +5V印加
実行開始方法 crontabによる自動実行およびCAL SWによる手動実行
校正頻度 1回/1日 crontabで設定
校正時刻 crontabで設定
校正用電圧源 内蔵
電圧 5V
電圧精度 ±0.1%
温度係数 8ppm/℃ max
長期安定性 0 to 1000hour 90ppm/1000hour
1000 to 2000hour 10ppm/1000hour
校正結果 校正結果ファイルに記録
校正中のデータ記録 一時的に中断 1分以内 ●データストレージ(SSD)
形式 Solid State Drive(SSD)
メディア Trancend製SSD SLCタイプ 64GB IDEインターフェース
カートリッジ方式 交換可能
個数 2台 メイン・サブ
MAIN機能 リアルタイム(数秒~1分程度)でデータ書き込み。古いファイルを適宜自動消去。
SUB機能 1日に1回MAINの新しいデータを転送 データ回収用 ファイル消去なし
インターフェース USB SATA-USB変換器使用
記録期間 1年以上 圧縮時 (8CH 20Hz text記録 非圧縮で約65GB/年)
MAIN・SUB共に
ネットワークからアクセス(WEB,sftp,scp,rsync)してデータ取得可能
サブ筐体に内蔵 パネルから出し入れ可能
データ記録を続けたまま交換可能 ●計測データファイル20Hz/1Hz
記録形式 テキストcsv形式
ファイル単位 1日1ファイル
圧縮 あり
記録チャンネル数 最高8CH 可変・設定ファイルあり
記録単位 LSB
記録間隔 20Hz/1Hz
タイムスタンプ UT
ファイル名20Hz ’D’ + YYYYMMDD.txt
ファイル名 1Hz ’S’ + YYYYMMDD.txt
データ内容 タイムスタンプ,アナログ入力データ(max8CH) ●GPS状態ファイル
記録形式 テキストcsv形式
ファイル単位 1日1ファイル
圧縮 あり
記録間隔 1分
タイムスタンプ UT
ファイル名 ’G’ + YYYYMMDD.txt
データ内容 ,タイムスタンプ,GPS時刻精度,GPSステータス ●校正結果ファイル
記録形式 テキストcsv形式
ファイル単位 1ヶ月1ファイル
圧縮 あり
記録間隔 1日に1回
タイムスタンプ UT
ファイル名 ’C’ + YYYYMM.txt
データ内容 タイムスタンプ,各CHのゼロ校正値,各CHのゲイン校正値 ●QLグラフリアルタイム表示
WEBページで8CHのデータを時系列でグラフ表示する
更新頻度 3〜5sec程度 ●LCD表示
サイズ 40文字 4行
表示内容 時刻,8チャンネルデータ,記録状態,GPS状態 毎秒表示
バックライト付き ●ネットワーク機能
ログイン SSH
データ転送 sftp, scp, rsync
データ収録部のOSがLinuxなので、一般的にLinuxが持つネットワーク機能を持つ。 ●シリアルコンソール
Linuxへのログイン用コンソール
シリアルパラメータ 115200 8bit 1stop non-parity
コネクタ Dsub9Pオス
適用ケーブル リバース ●筐体メイン
計測部・GPS時計・LCD表示・電源部など 形式 EIAラックマウント型 アルミ筐体
ラックマウント用金具付き
幅 430mm ラックマウント金具含まず
高さ 132.5mm
奥行き 280mm ●筐体サブ
バッテリーおよびSSDを格納する 形式 EIAラックマウント型 アルミ筐体
ラックマウント用金具付き
幅 482.6mm ラックマウント金具含む
高さ 132.5mm
奥行き 320mm ●動作環境
動作温度 0度以上 ●AC電源
AC入力電圧 AC220V〜90V ●バッテリーバックアップ
バッテリーバックアップ回路
AC入力をDC12Vに変換し内蔵バッテリーを充電
AC停電時はバッテリーから動作用電源DC12Vを得る バックアップ用バッテリー
電圧 12V
容量 17Ah
バックアップ時間 約11時間 BackLight OFF,容量90%として
バッテリーはサブ筐体に内蔵、パネルから交換可能 ●電力 AC100V動作時
AC100V動作
条件 SSD 2台接続、バッテリー充電なし
Backlight ON 24.2W
Backlight OFF 22.3W ●電力 バッテリー動作時
バッテリー電圧 12.0V
条件 SSD 2台接続
BackLight ON 1.57A 18.8W
BackLight OFF 1.40A 16.8W ●付属品
交換用FUSE AC用 1Ax2 BAT用 5Ax2
AC電源入力ケーブル
バックアップ用バッテリー サブ筐体に内蔵
SSDx2 サブ筐体に内蔵
GPSアンテナケーブル 20m
GPSアンテナ
GPSポール
シリアルコンソール用クロスケーブル
SSD回収時PC接続用KIT