ネットワークMT用 8CH地電位差計
±10V/FS 24bit AD 32Hz/1Hz記録
Linux内蔵
基準時刻としてntp使用
軽量コンパクト
本器は24bit AD 8CH入力とNTP時計(クライアント)およびLinuxを内蔵した科学計測向けデータ収録装置です。NTP時計により測定データに高精度なタイムスタンプ付けを行います。
入力インピーダンスの高い8CHの地電位差用アナログ入力を持ちます。入力電圧範囲±10V、24bit分解能のAD変換器をマルチプレクサを使わずに各チャンネルで保有しています。3584Hzでオーバーサンプリングしたデータを3段のFIRフィルタに通して、1Hzと32Hzサンプルのデータを保存できます。計測データは内蔵のmicroSD(32GB)にデータファイル(1Hz/32Hz)として記録します。設定ファイルにて1Hz/32Hzデータのファイル記録ON/OFFを選択出来、32Hzデータはタイマー指定による任意期間の記録も可能です。
データ収録用CPUのOSはLinuxであり、有線LAN経由でsshログインおよび、sftp,scpなどを使った計測データの取得を行うことがが出来ます。また、WEBブラウザで内蔵microSD内の計測データファイルを取得・閲覧出来ます。
Linuxはネットワーク経由で外部のntpサーバーにアクセスをして、時刻同期を行なっています。LinuxからAD用サブCPUに1Hzと1分パルスおよび時刻データを与えることで、サブCPUの時計を同期させてADサンプルの時刻同期を行なっています。
価格 お問い合わせ下さい
●アナログ入力
チャンネル数 8CH
入力形式 差動入力 DC結合
入力インピーダンス 500MΩ以上 @100Hz
入力電圧範囲 ±10V/24bit 1.192uV/LSB
入力LPF 1次RC型 fc=159Hz -20dB/dec
入力コネクタ ジョンソン端子
●AD変換器
デルタシグマ型 24bit
モジュレーション周波数 917.504kHz
出力周波数 3584Hz(オーバーサンプリング)
AD変換用サブCPUあり
各CHにAD変換器配置 マルチプレクサ無し
駆動クロック 全CH共通(同期)
内蔵NTP時計1Hz信号で時刻同期
●FIRフィルタ
高速FIRフィルタ
入力 3584Hz
出力 512Hz
タップ数 135 デシメーション数 7
fc1 50Hz fc2 200Hz 減衰 -140dB
中速FIRフィルタ
入力 512Hz
出力 32Hz
タップ数 182 デシメーション数 16
fc1 0.1Hz fc2 16Hz 減衰 -140dB
低速FIRフィルタ
入力 32Hz
出力 1Hz
タップ数 323 デシメーション数 32
fc1 0.01Hz fc2 0.5Hz 減衰 -120dB]
●LCD表示
サイズ 40文字 4行
表示内容 時刻, 8CHデータ, 記録状態
毎秒更新
バックライト付き
●データ収録部
OS Linux
データストレージ 32GB microSD内蔵
LAN 100BASE-TX(RJ45,AUTO-MDIX)
ログイン SSH
データ転送 sftp, scp
シリアルコンソール 115200bps
●計測データファイル32Hz/1Hz
記録形式 テキストcsv形式
ファイル単位 1日1ファイル
自動圧縮 あり
1Hz常時記録ON/OFF可能
32Hzタイマー記録(常時記録ON/OFF可能)
●Linux NTP時計
時刻精度 ±10msec NTP fix時
ntpd使用 ntpサーバー設定変更可能
●筐体
本体寸法 W340mm H132.5mm D200mm
本体重量 2.7kg
●電源
入力電圧 DC12V 9V〜15.5V
ACアダプタ付属
消費電力
3.5W(DC12V入力時)
4.2W(ACアダプタ消費電力)
LAN接続あり BackLigth OFF
カタログに価格が記載されていますが、2023年5月現在、都度見積もりでお願いしております。