多点観測型ワイヤレス地電位差観測システム GLOG-2012
- 24bit AD 2CHの地電位差測定
- 複数の子機で地電位差を観測し親機に無線送信
- 親機は3G通信でデータをクラウドにアップロード
- 太陽電池で動作
- 防水型筐体
本システムは、携帯電話モジュール(3Gモジュール)を内蔵した親機1台と地電位差を測定する複数台の子機で構成されています。子機は2チャンネルの差動型AD入力を持ち、測定データを定期的に親機にXBeeモジュール(ZigBee規格)を使ってワイヤレス送信します。親機は携帯電話網(3G)を通じてクラウドストレージに測定データを定期的にアップロードします。
両機ともLiPoバッテリーを内蔵し太陽電池で充電をします。外部USB電源から給電および充電することも出来ます。省電力化のためにXBeeモジュールや3Gモジュールを必要な時だけ電源ONします。またLCD表示のOFFも出来ます。
子機は10分毎に2チャンネルの地電位差を24bitAD変換して1時間毎にXBeeモジュールの電源を入れて親機に送信します。親機は3Gモジュールを使いクラウドストレージ(xively.com)に測定データをアップロードします。ユーザーはWEBからクラウドスにアクセスすることで最新のデータを数値およびグラフで見ることが出来ます。過去のデータをダウンロードすることも出来ます。
親機、子機共に防水型プラスチック筐体に格納されています。
参考価格 ¥130万〜180万(仕様により変動、親機1台・子機3台の場合)
システム全体のブロック図(子機3台の場合)
親機
子機
●親機・子機間通信 使用モジュール XBee-Pro ZB 送信電力 10mW 通信可能距離 1.5km 屋外見通し
●データ送信 対クラウド 通信方式 3G携帯通信 通信速度 最大128Kbps ●計測データ(子機) 内容 2CHの電極電圧・温度・バッテリー電圧とタイムスタンプ 測定間隔 10分毎 ●クラウドデータ収集サーバー 使用サービス Xively http://xively.com/ ●電源システム 付属の太陽電池により内蔵のリチウムポリマー(LiPo)バッテリーに充電が可能 外部DC電源による動作および、LiPoバッテリー充電も可能 3通りの電源入力 LiPoバッテリー 太陽電池 外部DC入力(ミニUSBコネクタ)